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生命保険契約の契約者変更について

生命保険契約について、契約者変更があった場合、それだけでは、贈与税は発生しません。

相続税法は、保険事故が発生した場合において、保険金受取人が保険料を負担していないときは、保険料の負担者から保険金等を相続、遺贈又は贈与により取得したものとみなす旨規定しており、保険料を負担していない保険契約者の地位は相続税等の課税上は特に財産的に意義のあるものとは考えておらず、契約者が保険料を負担している場合であっても契約者が死亡しない限り課税関係は生じないものとしています。
したがって、契約者の変更があってもその変更に対して贈与税が課せられることはありません。ただし、その契約者たる地位に基づいて保険契約を解約し、解約返戻金を取得した場合には、保険契約者はその解約返戻金相当額を保険料負担者から贈与により取得したものとみなされて贈与税が課税されます。

契約期間が10年の養老保険を9年間夫が契約者で支払い、10年目に契約者と受取人を妻に名義変更し支払いもした場合、その10年目の名義変更したときには、保険金が出ていないので、課税関係は発生しません。妻が保険金を受け取ったときに夫が負担した分に関して贈与税、妻が支払った部分に関して所得税がかかることになります。