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法人が支払う「がん保険」(終身保障タイプ)の保険料の取扱について

国税庁は、4月27日、節税商品として利用が多いがん保険の保険料について、取扱を示す通達を発遣しました。

1.対象とする「がん保険」の範囲

(1)
法人が自己を契約者とし、役員又は使用人(その親族を含む)を被保険者とする契約。ただし、役員又は部課長その他特定の使用人のみが被保険者で、かつ受取人である契約を除く。
(2)
主たる保険事故及び保険金
保険事故 保険金
初めてがんと診断 がん診断給付金
がんによる入院・手術 がん入院給付金・がん手術給付金
がんによる死亡 がん死亡保険金
(3)
保険期間が終身である。
(4)
保険料は、一時払、年払、半年払又は月払である。
(5)
終身払込又は有期払込である。
(6)
保険金受取人が会社、役員又は使用人(その者の親族を含む)である。
(7)
保険料は掛け捨てであり、満期保険金はないが、保険契約の失効、告知義務違反による解除及び解約の場合は一定の払戻金がある。

2.取扱

(1)
終身払込の場合
加入時の年齢から105歳までの期間を保険期間とし、その保険期間の50%経過するまでは各年の支払保険料の額の内1/2相当金額を前払金等として資産計上し、残額は損金算入する。前払期間経過後は、各年の支払保険料の総額を損金算入し、資産計上額の累計額から一定額を取崩す。
(2)
有期払込の場合
前払期間は、保険料払込期間が終了するまでは、当期分保険料の1/2相当額と当期分保険料を超える金額を前払金等として資産計上し、保険料払込期間が終了した後は当期分保険料の1/2相当額をそれまでの資産計上累計額から取崩して損金算入する。前払期間経過後は、保険料払込期間が終了するまでは当期分保険料を超える金額を前払金等として資産計上し、残額は損金算入し、保険料払込期間が終了した後は当期分保険料の金額と取崩損金算入額を資産計上額の累計額から取り崩して損金算入する。
(3)
保険契約の解約等において払戻金がないものは、保険料の払込の都度損金算入する。

3.この取扱は、平成24年4月27日以降に契約したがん保険について適用する。