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代償分割と生命保険

 代償分割とは、遺産の分割に当たって共同相続人などのうちの1人又は数人が相続財産を取得し、その取得した相続人が他の共同相続人などに対して自分の固有財産を代償金として与える方法です。これは、相続財産が土地建物やマンションのような不動産しかない場合などに多く行われる方法です。

1. 相続税の課税価格の計算

代償財産を交付した人の課税価格

相続又は遺贈により取得した財産の価額から交付した代償財産の価額を控除した金額

代償財産の交付を受けた人の課税価格

相続又は遺贈により取得した現物の財産の価額と交付を受けた代償財産の価額の合計額

2. 代償分割を行うときの注意点

遺産分割協議書に「代償分割」を明記することが必要です。明記しないと、贈与したことになります。

相続により取得した財産以上に代償分割として金銭などをあげると贈与扱いとなる。

3. 生命保険を活用した代償分割

 代償分割すべき財産がない場合、「契約者:被相続人、被保険者:被相続人、受取人:代償分割を交付する予定の相続人」という生命保険を活用することが有効です。