コラム

近藤久美子税理士事務所 ホーム  ≫  コラム  ≫  医療費控除の注意点について

コラム

医療費控除の注意点について

会社の健康保険組合等が発行した「医療費のお知らせ」は、領収証には当たらないので、医療費控除を受けるには医療費の領収証が必要です。

医師によるレーシック手術(視力回復レーザー手術)にかかる費用は、医師の診療又は治療の対価に該当し、医療費控除の対象となります。

がんと宣告されたことを保険事故として支給される保険金は、医療費控除の補てんを目的とする保険金に当たらないため、医療費から差し引く必要はありません。

義手、義足、松葉づえ、補聴器等の購入のための費用が医療費控除の対象となるのは、医師等の診療等を受けるために直接必要な場合に限られており、医師等の診療等に関係なく補聴器を購入した場合には、医療費控除の対象となりません。

子どもがアトピー性皮膚炎のため、医師の指示により、自宅でアトピー用の粉ミルクや自然食品による食事療法を行っている場合、その購入費用は、医療費控除の対象となりません。医師等に勧められた防ダニ寝具の購入費用等も医療費控除の対象となりません。

出産育児一時金、高額療養費などの健康保険等により補てんされる金額があることが明らかな場合、申告段階で未収のものであっても、見積りにより控除しなければなりません。また、出産手当金や傷病手当金等の附加金は補てん金に該当しないので控除する必要はありません。なお、地方公共団体から「お祝金」として支給されるものの中にも国民健康保険法に基づく給付補てん金に該当するものがありますので、留意が必要です。